いよいよスタート。
もう、この地に足を運ぶのは幾多知れず(笑)
一般的に思うようなツアーの高揚感や楽しみ感は、ある意味無い。
けど、次元を超えた複雑な(笑)楽しみにこそ、深い恍惚と意味を感じるようになってしまった狂人たちの宴がここにはある(笑)
これから始まる修行の日々と苦悩に満ち満ちた日々を思い起こすと、「ツラ楽しい」をこの上なく愛して止まない私でも、いささかどんよりとした気持ちにもなるけど、自らの意志で戻って来たこの地は、やはり嫌いではない(笑)
懐かしいというか、見慣れたいつもの場所。
国内のなじみの岩場より馴染んだ感のある場所でもあるスペインの地だ。
初日、定点観測の場所で撮影。
土砂降りの雨…
岩場は見えず…うーーん(´Д`)
ここから、本当に色んな景色を見て来た…
今更驚くことはナイ。
ビショビショになりながらエリアのベースに着くと、そこいらじゅうから雨垂れ…
いや、水道をひねった如く落ちてくる流水にはビビった(笑)
選択肢はひとつ。
初日敗退。
2日目。
雨は上がり、青空が覗きだしたので、岩場へGO!。
前面濡れてる感じの中、最強伝説を持つ(雨、染み出しに滅法強い…ここが濡れたらすべて終わりってくらい)FISHEYE周辺のみは登れそうなので、ボチボチ登り始めた。
アップで飽き飽きしてる7aとか、昔OSした7c+とかを登ってみたけど、身体ガチガチ、ツルツルのスタンスに大いにビビった(苦笑)
あかん…あかんわ…
それでも、意を決して、FISHEYEお触り。
下部から結構悪いので、ムーブを思い出すトライでテンテンだったけど、悪くない感じも得られて良かった。
去年苦労した部分の出来は、“出来るとわかっている”恩恵を差し引いても、トレーニングが無駄じゃなかった感があって、ホッとできる部分もあった。
壁の乾きも、コルネを除けば思ったよりも早そうな感じ。
好天が続けば、壁全体で考えても、影響少なくトライ出来る日が来るのも早そうだと思えた。
3日目。
またしても雨。
小雨とドン曇り。
登って登れないことはないくらいだけど、指皮の消耗を避けたいのと、湿度が高い事がダメっ!!条件に助けられてナンボなユカジラなのでレスト。
去年のように、登りたい気持ちばかりを優先したがために、悪条件下で不用意に消耗して、良いときに疲労でヘボい感じになってた、負のルーティンを断ち切る強い意志で勇気ある敗退を決めた(笑)
出国前日から、体を休める方向でいたので、休み過ぎると、頑張ってやってきた色んな事が消えてなくなりそうな不安は拭えないけど、講習時に生徒たちに「そんな少し長く休んだからって、力も落ちやしないし、全然大丈夫だからちゃんと休む時は休む!!」とか言ってるんだから、その言葉をそのまんま返すぜ、自分に!!おらおらぁ〜〜。と、自分の言葉に責任を持つことにしてみた(笑)
ああ、不安…
生徒さんたちっていう気持ちなのか、と勉強になる。(*´艸`)
日々勉強である(笑)
そうそう、今回も、この二人に遭遇(笑)
パートナーの原っさんは、バルセロナで会っていたらしく、出国日も一緒だったとのこと。
だいたい、日本では会うこともないこのお方達には、スペインでは、すっ、、、、、、、ごーーーーーい!!!高確率で会うのが恐ろしい(笑)
現地に着いた翌日も、雨で岩場では会ってないのに、夕方、雨のやみ間にお散歩してたら「遠藤さ〜〜ん」と…
ん!?ゆう君でした(笑)
住んでる場所も違うのに、たまたま歩いてたほんの少しの間に…
引きが強すぎる我々である(笑)
でも、楽しくなりそう!!(*^_^*)
今回の我々の根城、オリアナにほど近いオルガーニャのアパート。
去年の夏、由美ちゃんと猛暑の中、毎日通過していた雰囲気の良い小さな町。
住んでみてもこじんまりとした暮らしやすさが良い感じです。
細い路地のちよっとした細工にヨーロッパ粋を感じます(^^♪
雨はまだ降ってるけど、明日から安定した晴れが続く予報なり…
切れた谷の向こうがオリアナ。
早く疲れるまでトライ出来る日々が来ますように!!
晴れが続きますように!!!!