2019年08月25日

自分の行ける道を行くしか…ない。


そろそろ1ヶ月。

突然両親指に痛みがでだしたと思ったら…あっという間に物が持てなくなった。

しびれがあったり…日常生活も怪しいくらいだった。

でも、そんな急性期は、やっと越えたように感じる。

その時期は精神的にも辛かったし、実際の痛みも辛かった。

何も悪いことしてないのに…と、いきなり直面し、現状を理解するには急すぎる出来事に振り回されて来た。

クライマーならイメージ出来ると思うけど、ある日突然、手に力が入らなくなり、ホールドが全然持てなくなる…


こんな恐ろしいことはあるだろうか!?

ただ精一杯…←そこがいけなかったらしいが、ただただ真剣に、本気で登ってきたことが原因で、思うようなクライミングが出来なくなる…

どんなことよりも恐ろしいことが、次から次へと我が身に起こる…

恐いでしょ!?
私は、マジ怖い思いをしています(泣)

それを世では、「老化」と言うようだ。

で、それが人の辿る道なら、長く生きる意味なんてあるのかな?…と思う。

少なくとも私には無い…気がする。

長く生きてて良いことって、どんなことがあるのかな?

クライミングが全てな私には思い浮かばない。

誰か、なるほどね!って思えるような何かを教えてほしい(笑)

まあ、それはいいや(笑)


で、指。
痛みがありながらも、今となってみればいつも通り、やること…いや、やれることを細々と、情けなかったり、惨めな気持ちになりながらも続けてた。


この夏は、秋のツアーに向けてのトレーニング1本で行くつもりだったので、夏のスペイン、トレーニングツアーから帰国してからは、ジムで登り込みを始めた。

そのとたんに起こった指の不調…

どんどん動かなくなり痛みが増す指の状態に、親指を酷使するホールディングがある、オレンジの13Aは一旦休止し、グレーの12Dをひたすら、そのとき出来ることを全開でトライし続けてきた。

トライに値しないトライから、それでもほぼワンテンまで出来るようになった。

このルートはとても難しい。
私にとってではなくて多くの人にとっても、だ。

だから今、この状況でここまでやってこれたのは、きっと意味のあるトレーニングになってるとは思う。
やっとそう思えるようになった。

持久力トレーニングもボチボチやれそうなので、始めてみた。

今日は、アップ4本のあと、12Aを1本、12Dを3トライ、最後に12Cを2本。

ツナミ壁を10本をやれそうな感触は掴めた。

そして、久しぶりに気持ちよく登れた。


あんなに酷かった急性期…諦めないで、無理して登ってきて良かった。

今は、いや、これからはずっと、こうして理不尽な痛みや、人生の終演に向けて、いろんな事が出来なくなっていく…

その度に、いちいち落ち込んだり慌てなくて済むように、「こうすれば出来る」やり方や心構えを、今からしっかり身に付けていこうと思った。

そう、私は出来た。
今回も。

たから、ってのも安易かもしれないけど、これからもやれる、と思う。

「長生きするのも悪くない」と思えるような未来のためにもやるしかない(笑)


指の炎症や剥離するような関節の痛みを考慮すれば、今は1日置きでのクライミングが精一杯だけど、それでもまだやれる事があるし、やれてるうちはやるしかない。

いや、やりたいからやってる、が正解か…(苦笑)



大ちゃんが誕生日の挨拶に、すげぇ良いこと書いてたな…

「…身体は衰える一方だか、岩登りに掛ける情熱は衰えず。クライマーたる者、日々の鍛練と登るという行為以外では表に立たず、という信念を曲げることなくこれからも頑張りたい…」

ホントに。
素晴らしい在り方だと思った。


クライミングに対して、諦めない、護りに入らない、夢を追い求める。
これが出来なくなった時、「終わってる」より、私には恐い。
posted by ユカジラ at 23:26| 日記