2018年11月25日

穴社長、再登しました


一昨日完登してから、中1日空けての再登。




何で登ったか?

一昨日、「穴社長」を登った事をブログに書いた。

話はそこから始まります。



昨日、この冬、小川山に通える1か月半の間に、登りたいと目標を立てたルートの1本が登れ、ホッとしながら次の課題に想いを馳せていた。

そんな午後…1件のメッセージが入った。


「穴社長はエイハブのカチ無しで登ってほしい課題です。あそこのピンチを掴むところでかなりおちた…だから私は一万回落ちたと言われた(中略)……だって名前が穴社長だもん。おめでとうと言えない私がいる」と。


このメッセージを受け取った時、そういう限定があるのかと思い動揺して、すぐにその人に返信した。

「カチ無しでも(ピンチは)取れる(と思う)のでやり直します。そんな限定があるとは知らなかったのでと。


知り合いで、とてもクライミングにも一生懸命取り組んでいた人で、登りも強く、すごいなぁ、といつも感心することも多かった人なので、友達?っぽく思っていたので、結構ショックでした(涙)

私は褒められるためにクライミングをしているわけでもないので、おめでとう、と言ってくれなくてもゼンゼン良いというか、そういう部分には興味のないほうなのですが、びっくりしたし、暫くしょんぼり感満載だった(苦笑)

別に嫌じゃないけど、やっと登れた「穴社長」をもう一回やるのか…という思いも。

既に気持ちは次の課題に向いていたこともあったし、決して簡単な課題でもない「穴社長」。
集中して挑んだ日々でもあったので、それ相当の気合を入れ直さないと……と思うと何とも言えない気持ちでした。


しかも、よくよく考えてみて、周りに聞いてみても限定は無い、というのが大方の共通認識でした。

「穴社長」の女性初登の記録時には縦カチは使われていたようだし、それでそういう組み立ても出来てきたみたいで、縦カチ使って登っている話もいっぱい聞いていたし、使わない方が楽っていう話も同様に聞いていた。

ブログのコメント欄にも、「限定があったらしく…」と書いてしまったことに、身内からも、「そんな限定は無いよ、あんなにいい課題にケチが付くから、ブログに “限定” という言葉を書かない方が良い」と指南された。

全くその通りだと思った。

言葉や文章が独り歩きして、確証が無い話や噂が本当のことのようになって、実体のない決まり事が出来てしまうことにもなりかねない…


どんな動きも、それが楽に感じる人、しっくりこなく逆に難しく感じる場合もある。

クライミングは、向き合ってる課題に、自分の体や持ち味をどう使って行くか、そこが面白い部分でもあるわけだし、限定がないなら、どう動こうと自由なのがクライミングだと思う。

特に岩場では、自由でとんでもない発想からすんごいムーブが出てきたりするから面白い。


別の考え方をするならば、自分なりの哲学や、価値、こだわりでそうして来たなら、それは自身の誇りなわけで、それは素晴らしい事でもあるし、それでいいんじゃないかと思う。

苦労した分、強くなれるのだから。



ちなみに、私だって、私なりに頑張ったし、苦労もして登りました。
時間をやりくりして、早朝から日暮れまで、体調の悪い日も、指関節が悲鳴をあげてる日も、独りでも課題に向き合って。

しかも、縦カチ使わずでもピンチは取れていました。

戦略として、縦カチを使った方がより正確に動ける感じだったので、それをチョイスしただけのこと。

そしてそれは、私が、と言う意味じゃなく、クライマーとしては必須で優秀な選択なはず。



そうして、今回、2通りの方法で「穴社長」を完登して思ったことは、

私にとっては、縦カチ使ってピンチを取りに行っても、ダイレクトに取りに行っても、どっちでも大した変わりは無かった、ということです。























posted by ユカジラ at 22:46| 日記