2017年11月29日

プライドの話

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ジムの常連さんから、私が登り始めたのを見てきて一番良いなと思ったことは、「低いグレードで登れなくてテンションかけたりしても、そういうことを気にもしないで、ブライドをかなぐり捨てて頑張ってトライしていたことです」との言葉をいただいた。

まがりなりにもプロなのに、一般人よりも登れなくなった姿を多くの人の前に晒し、プライドを捨てている姿に感動した…というような意味だったかな?


あたたかい目で見てくれていることに感謝しながらも、実は私は、“周りが自分を見ている可能性”とか、悪く言えば自分の“立ち位置”みたいなものの“自覚”が、でっら!薄い(笑)

どちらかというと、もう少し自覚してちゃんとした方がいいよ、というくらいの無関心、オンマイウェイ人間だ(笑)


もともとクライミングなんて、今時のクライマーには理解できないことかもしれないけど、“自己完結の中で、より高い理想と目標を、一番難しいと思われる、自分に勝つためにやってるもの”なので、誰かに誉めてほしくて登ってるわけでもなければ、心配して欲しくもなければ、励まして欲しくもないのが本音。


「ガンバ」って連呼する応援に対して、「云われるまでもなくガンバっとるわ!」というような反応を示してしまう人や、自分の登ってる動画にうっとりするような趣味もないタイプは同じ穴の貉でしょう(笑)

読んで字のごとく、自分のために登っているのが昔ながらのクライマー(笑)


ブランクを作り、弱くなったから、一刻も早く強くなりたい、元のレベル、いや、こんな目に遭ったんだから、元のレベル以上に死んでも戻る!
そのためには一分一秒も無駄にしたくない。
今の私は、ただそんな想いで登っているだけ。
周りを気にする暇があれば登るよ(笑)


「あの人、インストラクターなのにあんなのも登れない」と言われてたとしても、次に私を見た時に、たまげるが良い!(笑)だし、そういう感じの蔑みは、過去にも何度も経験してることだし、いちいち気になんてしてる暇があれば、何度でも言う。
私は登る!(笑)

私にとって、「今日は調子悪いから」「連登後で疲労が残ってる」とか、「まだリハビリ期間だから」を言い訳に、目の前にある、今より強くなるチャンスをみすみす諦めたり反故する事の方がプライドが許さない。

改めて、そんなことを考えていたら、私にとってのプライドは、いや、多くの人がそうなんだろうけど、本当のプライドの意味って、人前でカッコいい自分を見せることだけではなくて、“自分の一番失いたくないものに向けて真摯であること” なんだろうな、と思った。

プライド。

持ち歩くには重くて、時には邪魔になることもあるけれど、長い旅(人生)の中で捨ててしまうことの出来ない、どんなモノよりも大切な個人装備なんだと思う。
posted by ユカジラ at 19:18| 日記