2018年12月31日

2018年・登り納め

20181230_104352.jpg20181231_125111.jpg今年最後の岩とジムを、30日、31日で登り納め。

いつもながら、“納め”も“染め”も区切りのないゆかじらですが、気持ち的にはどちらもキリリと行っときました(笑)登っていられる今に感謝しながら。


岩の納めは、今回は、本来のボルダリングの在り方らしく、がテーマでした。

グレードを登ってる訳でも、ムーヴを模倣するのでもなく、美しいな、とか、このライン良いな、とか、ここ行けそう、とか…行けたら良いな、とか。

そういうボルダリング(クライミング)の根本と初心に立ち返りつつ、独りで、心地よい時間の中、ゲロバリ登ってきました。

自身の中で向上していくこと、その目安や目標としての数字もとても大切。


目標として、それを上げていくことはクライミングの要素でもあるから、ないがしろにしてはいけない部分。

私にも、登りたい課題やルートがあり、そこについている数字に対応できる実力は必要だから、こだわることもある。

そこに、損得(お買い得とか)は無いけど(笑)

どちらかと言うと損したい(笑)

でも、昨日は…それだけじゃない大切なところを考えながら登った1日となりました。

昨日トライしてたライン、難易度は…


『自分にとってはちょうどよく楽しみながらチャレンジ出来るけど、何日かかかりそうだね』級。

で、課題名は…

『岩の真ん中らへんから、岩の一番端の高いとこらへんを行く』ライン(笑)


多くの人が『忍者クライマー返し』って言ってるラインと9割がた同じだけど、1年の締めくくりのクライミング…あれこれ言われるのも嫌だなぁと言うこともあって、問題にされている?いわくつき?のホールドは一切使わずに登れ、自分が登りたくて、可能性のありそうなラインをトライした。

私にとっては、これはこれで良い。
面白いし、良い1日が過ごせた。
なんの問題もない(笑)

ボルダリングってこういうもんでしょ、と言う思いもあって。

数字も、決められた動きも関係のない、自分のためにトライしてる課題。

来年早々にラインを繋ぐ事が出来そう?な感じまでイメージ出来たかな?と思うのでなんだかワクワクな登り納めとなりました。

そして、大晦日の今日は、ドッグウッドでジム納め。

指先イテテテ…だし、ボディも疲れてたけど、端から順番にトライ。

初見でのクライミング。
出来る限りを尽くして、諦めずに動いていく…とても気持ちいい登り納めとなりました。



あと僅かで今年も終わり。

今年も多くの人にいろいろなものをいただきました。

エネルギー、思いやり、響く言葉、行動…からあげ、おかし…(笑)

ありがとうございました️

良いお年をお迎えください。
posted by ユカジラ at 17:33| 日記

2018年12月29日

御岳ボルダー…もの想う

年は、目標を立ててボルダーも頑張ってる。

小川山シーズンが一段落ついた後は、ジムでのボルダーと、ルートにも意識高め(笑)で臨みながら、さあて、そろそろ御岳にGO !!って思い、先週20日をスタートに、行き始めることになった。

御岳、地域的には近いんだけど、15年位前になるのかなぁ?登りたい課題に向き合いながら通っていた時期もあったけど、仕事以外で、自分のクライミングとしてボルダーに取り組む意気込みで向かうのは実に久しぶりだった。

今シーズン、1月中旬からスペインにツアーを予定しているので、それまで、トライしてみたかった、「遥」か「蟹」を打ち込んでみようと始動した。

結構苦労して登った「忍者返し」は、自分的には肩に負荷の掛かる横距離ってこともあり、再登出来るかなぁ?という思いもあり、まずは、河原のボルダー特有のツルツル感に馴染むためにも、イチからやり直そう〜!って思いながら、初日はのんびり登った。

よ〜〜〜〜し、翌週から、本気出して行くぜ!!って思ってた矢先のチッピング事件……

マジか―――!!と、驚きや怒りや哀しさや、多くの人が言ったり、SNS上に書いてるような想いでいる。

そして、先日27日、現場でホールドの変わりようを確認して、やるつもりでやったとしか思えない巧妙な様に、大衆化し、さらにクライマーと呼べない?理解し難い人種が大手を振るってこの世界に入ってきてる感じに気味の悪ささえ感じた。

なんにも知らないひよっこクライマーがやったことではなく、ある程度クライミングの世界に身を置いて、それなりに登って来た奴らがやった事だろうってのは、ホールドの掛かりの微妙さからも感じ取れた。

ってことは、SNS上でも書かれているように、難しくしたくてやったってことなんだろう、と。

「蟹」のラインが最もやられてるので、「蟹」を今の3段から、4〜5段にしたかったってことなのか?

難しくなることを喜んでる、それはそれで良いかも…って感じてる人もいる、ともSNS上で書かれていて、“チッピングされた課題を登る事は、容認してるのと同じ事になるので、出来れば登らないようにしよう” というような意見も発信されている。

そういう風に加工された課題をみんなが喜んでトライすれば、チッピングを容認することになるので、皆が登らないことで排除していこう、という意味合いだった。

言いたいことはとてもよくわかるけれど、その意見はどうなんだろう?

忍者返しのメインの課題は全部登っちゃいけないってことになるので、ある意味、忍者返しの岩全部がダメってことになる…よね?

でも、そういう発信を知らない人は登りに来るだろうし…

チッピングをやった人には、真意を問いただしてみたいし、二度とこういうことをしないように根本から叩き直さなきゃダメで、半殺し的な煮えくり返る思いもあるけど、起きてしまったことは戻らない現実がある以上、今後のことを考えて行くことが今一番大事な気もする。


こういうことが、近年では頻繁に起きていて、改めていろいろなことに想いを馳せてみたんだけど、、、

ボルダーをしていていつも違和感というか、変な時代になったもんだ、と感じることに、岩場なのに、暗黙の限定ムーブがあるって事。

そしてそれに多くの人が従い、それが通例化してるってことがある。

実はこういう風潮が、今の変な考え方を持つクライマーを作り出して、こういうことへとつながってるようにも、私は感じてる。
あくまで私見なんだけど。

そのチッピングがあったと言われている2日後に、予定していたので忍者岩に行った。

私も「蟹」を始めようと思っていたし、友人たちが「忍者返し」をトライし始めていたので、困った状態になっていたので、違うムーブで登れないか?と動画のようなラインで登ってみた。






私も、多くのクライマーが登っている、チッピングされた左のホリゾンタルカチから遠いガストン気味のカチを止めるムーブで昔は登っているけど、それが面取りされてしまっていて、かなり横距離を出すのに強度や難易度が上がってると感じた。

小柄な人や女性は良くわかる部分だと思うけど、ここがああなってしまったら、お手上げ!って人も少なくないと思う。

そして、それを克服する部分に魅力や遣り甲斐を見出して頑張ってきた人も多いと思う。

で、もし、こうなってしまった今じゃなくて、(今ならいいという話ではないけれど)上の動画のように登って、「忍者返し」を登った!と言ったら、多分、「ズルい!!!」って感じる人も多いだろうし、「そんなの忍者返しじゃない!!!」って認めない人も多いと思う。


もちろん、ムーブが課題の味を出してる、ってことが、どの時代のどの課題、どの難易度にもある事も知っているし、そのムーブに惹かれてトライしたい!!と感じたり、とても大事な部分でもあるけれど、それは、そのムーブが最弱点であって、誰がやってもそうなる、ってものだから、結局そうなる、ってこと。
だから、それ相当の難易度が付けられてて、新たにムーブが発見されたらと言って、それをダメっていう権利なんか誰にもない。

すっごく易しくなってしまうなら、グレードを見直し、グレードダウンすればいい。

クライミングする人が全員知り合いだったような時代ならともかく、ローカルルール的な限定は、このグローバルな時代には無理があるでしょ。

今時のクライマーは、そういう事、知っているのかな?って思うことが多々ある。



自分にとって、もっと易しく行けるムーブを発見することが、クライミングの根本であって、それを発見できないってことはトロいって事だって知らない人が多すぎる気がする…

または、より難しく登る事が良いことだと思ってる人も多いけど、違うでしょ、って。
まあ、個人的な趣味ならいいけど(笑)

6級は6級らしく、初段は初段らしく登ってこそ、さらに上の世界を目指せるはずなのに、極端な言い方をすれば、初段も6級も同じくらいのフィジカルやムーブで登ってたら、見てて溜息出ちゃうよね(笑)



初見で臨む課題でも、皆、すぐに動画見て、お手本?答え?的なムーブを真似て……
今の時代、フィジカルは高い人が多いから、“見れば”すぐに出来ちゃう(笑)からそれが絶対的なムーブ、って思いすぎ。

ジムにもよくいるパターンだけど、1級や初段や二段をトライして登るけど、ちょっとシークエンスのある4級や3級すら一撃できなかったり、バタバタバタバタ…めちゃくちゃで力ずくな動きだったり…

まあ、どんな動きでも登れれば、とりあえずクライミングはオッケー!と思うけど、お粗末すぎて┐(´д`)┌ヤレヤレってことも多い。

以前ブログでも書いたけど、「穴社長」はこういう登り方じゃないと登ったと認めれない、と言われて登り直したことがある。
結果、どっちでも私には変わりはそうなかった。

ある人にとっては、そう登らなきゃ易しくなる、という思いがあっても、それぞれ感じ方は違うってこともあるって事。


初登者が、何の限定もしていないのに、「インドラ」で、スタートはガスガス(右手左手をガストンで持って始めないと)じゃないとインドラじゃない!!とか声高に行ってる自意識過剰な若者がいたり…
あれも笑ったっけど…

まあ、なんだかんだ言っても、ガスガスでスタートするのが、多くの人がそっちの方が良いってチョイスになってると思うけど、結果論でしょ。

そうやって、みんな勝手に、ありもしないルールを自分勝手に作り出して騒ぎ立てて、周りも疑いもなくそれが決まり、と思い込んで受け継がれていくという変な時代が気持ち悪い(笑)



話を戻すと、動画のラインは、先ず、登り始めが映ってないけど、ちゃんと一番下のカチから初めてる。

岩の前に立って、岩場には自分一人で、トポを見て始めて登ったとしたら…
このラインで登る人がいてもおかしくないと、私は思うし、トポ(大ちゃん所で出してる写真入りのもの)上に描かれているラインから外れているとも言えないライン。

難易度も、感じ方はそれぞれで、動画のラインの方が易しいと感じる人もいれば、通常?のラインの方が易しいと感じる人もいると思うけど、そう大きく1級からはズレてないように私は感じた。

初登者のムーブで登りたい、とか、それぞれの想いは自分にとっての価値で、強制するものでもないし、何が難しくて何に価値を感じるかもクライマーなら自分で決めるものだと、私は思う。

クライマーって、より厳しい道を、放っておいても歩きたがる人種だと私は思っているし、“道”に妥協をしない精神や、逃げや甘えには“恥”と感じちゃう、やや面倒くせぇ(笑)真っすぐなタイプって、私は思ってるので…

私のスクールの生徒たちが、よく、「これって駄目ですか?」って言葉を口にするけど、明らかな限定以外は、自分の発想と持ち札で岩(課題)と向き合うことが本質だって伝えてる。

結局、今の多くのクライミングする人たちは、岩場でもジムでのクライミングを持ち込んでるんだと思う。



岩場には、自然が作り出した形がある。

もう少しエッジが無かったら難しくなって良いのに、とか、ここがもう少し持てたら課題として成立するのに、とかそういう事はいくらでもある。

岩の形状があって、その後に難易度が付く。

それをジムでホールドを変えるように加工する…それは当たり前にダメでしょう。

開拓時に、どう考えても時間の問題で剥がれそうなガバを落としたり、それだって、どこからどこまでがチッピング?(笑)か考え方によっては微妙な話もあるけれど…

ジムでいくらでも出来る事を岩場に持ち込みすぎ、って感じるのは私の勘違いだろうか?

たくさんの家電製品を持ち込んで、自宅に居る以上に快適な状況と気持ち良さを、自然の中で体験したがる新世代のキャンパーよろしく、何のために自然の中で、自然と向き合っているのか考えた方が良いんじゃないかな?
こんな当たり前のことわ言わなきゃならない時代なんだなぁ、と切なくもなるなぁ…

良いも悪いも、思い通りにならないのが自然ってこと、もっとよく考えた方が良いと思いました。



話がズレたけど、まあ、チッピングした奴、見つけたら言ってやりたいこと、やってやりたい(ぶん殴る)ことはたくさんある。


けれど、形あるものは、永遠にそのままではないという現実も、今回は感じさせられた。

人為的なチッピングは論外だけど、工事で岩ごと破壊されることや。アクセス問題で登攀禁止になったり…
自然の力が強い場所では、来年その課題が残っている保証すらない。

いつだって、いつでも登れると思わないで、今日が最後のチャンス!くらいの気合で登っておく、それも大事なんだと思った。
哀しいけれど、自分がもたもたしてた部分に対する反省もちょっとある。
「蟹」はやりたい課題だった( ;∀;)

岩場は逃げない…
昔は良くそう言ったけど、そうじゃないなぁ…









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posted by ユカジラ at 15:14| 日記

2018年12月09日

三宅島の海岸線ボルダリング

今週末は三宅島でボルダリング講習会でした。

海岸線に点在するボルダーでの講習会は、今年で2年目。

肩の手術をしてからは、セットはやめていたことと、その前から、三宅島へは講習会で行くことが多くなった。

インドアでのルート講習、アウトドアでのクラック講習と続き、アウトドアでのボルダー講習は今年で2回目となりました。

私の講習生も4名参加、ワイルドで素のまんまの三宅島の自然や暮らしを満喫しながら終始大はしゃぎで楽しそうで良かったです(笑)


今回は、強烈な寒波の影響でとーーーーーっても寒く、強風で登れるエリアが限られていたけれど、見てよさそうな岩とラインを即興で登って、それぞれのレベルに丁度いい課題を選んだり、作ったりしながら進めたので、私も楽しかった。

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トポがあっても、トポ通りの課題は少なく、下地がすごく上がって殆ど埋まってしまっている岩や、逆に掘り下げられてスタート位置が変わってたり、転げてボルダーの面自体が変わってたり(笑)もう何が何だか…

そういうこともあったり、本来のボルダーらしく、“一期一会” (笑)

出会って、登りたい!と感じる岩やラインを登る!そんなイイ感じの講習会になりました。

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規制課題ばっかりじゃないんだよ、
グレードがわからなくても、
トポなんてなくても……
ボルダーは楽しんだ、

そういう登り方も知って貰えたら、今回の講習会は、私にとっては成功かな(笑)

ラインの名前が無くても、
グレードが無くても、
自分にとってギリギリ出来そうで出来ない……

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そこが楽しくて、それが登れた時の感動や興奮、みんなそんな楽しみ方の中で嬉しそうだったことが、私も嬉しかった。

きっとまた来年も、エースが企画してくれる『三宅島アウトドアボルダリング講習会』でみんなと登れることを楽しみにしています!!

三宅島の皆さん、お世話になりました!

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おっきー、美味しいコーヒーをありがとうございました!!
三宅の味のひとつです(笑)





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posted by ユカジラ at 20:05| 日記