2017年03月14日

空っぽ

灰になれるくらい頑張れることもなく、ただただ我慢して待って、こんなにクライミングをしてない日々を過ごしたことははじめてかもしれない。
クライミングは量より質だ。

にしても、、、

岩を前にして…

それが、…いや、それも、か…(苦笑)
ツラかった。


本日、1ヶ月のツアーを終えて帰国。

最後、2日間のクライミングは、レスト空けの初日、多分…結果が出なかったので、本当に出来る限りを尽くせたのか…今はもう考えることも難しく、頑張れたのかすら解らなく、放心のまま何も考えずにいるので、正しくないかも知れないけど…全力で挑めたと思いたい…という感じ。


出だしから畳み掛ける核心をいくつか越え、連続性と保持の最大の核心のポケットカチが取れずにフォール。

それを止めて、クリップできたら…というところまで、はじめて繋げられたけどダメだった。

パンプ感は無くても、確実に動く、確実に距離を出し、保持っていく…その出力はもう出なかったから取れなかった。
それが現実。

その後は…夕方まで待ってもいつも通り日照りで取り付ける訳もなく、ラスト日に希望を繋ごうと思ったけど、そこで今回のクライミングは終わってたんだと思う(苦笑)

翌日の最終日は、アラームの音で起きることも、またまた死にたいほどツラく…
1本指での保持で腫れたブシャール結節も、2日目には痛みが増していて集中力を妨げていたし、もう無理だった。

多分、あの強度に対応できる体力も気力も…使いきってしまっていた。

頑張りたくもなかったんだと思う。

そのルートが本気でやれないなら…トライするルートすらない岩場にも行きたくなかったんだと思う。

それでもクライマーの本能なのか、登る行為が好きだからか…普通にもう一度奮い立たせてトライ出来るくらいには持っていけたけど…

最終日は、日程を終わらせるために登っていたようなものだった。

もう、どうやったって、前日のような気合いが出なくなっていたから全てのパートの1手1手が厳しいそのルートに取りつくことが不安でもあった。

そんなメンタルで登れる訳もなく…だ。

残りの時間は、アップでやるルートを、心を無にして登りながら過ごした。

つまらなかった。

次もないのに、ルーティンのように、何度も登っている同じルート登るなんて…本当につまらなかった。

そんな風に思いながら登ってたのははじめてかもしれない。


今回のツアーは、ほんとに毎日がストレスの連続だった。

熟睡のタイミングで目覚ましで起きて、暗いうちからストレッチをして、身体が少しでも正常に動くようにするために、朝ごはんも食べずに時間を使い、緊張に満ち満ちた朝を過ごし、岩場についたらすぐに岩でのアップ、指を目覚めさせるトラバースや、登りだしすぐにあるランジを止めるためにジャンプを念入りにやったり…

午前中の1回しか無いチャンスに向けて、調えて調えて調えて…

その緊張と集中は 前夜から続いて…その毎日は本当にツラかった。

コンペで言うところの、8時アイソレーションオープン、競技開始9時の1番スタートを毎日やってたようなものだもんな…ほんとにストレスフルでツラかった。

そして、その1トライの後は、仲間達が登り終える真っ暗になるまでの7時間以上、暑い岩場で寛ぐことも出来ずに過ごし、帰宅したらとにかく早く寝なきゃ早く寝なきゃ(苦笑)…を繰り返していた。

ああ、正に修行だったわけだ(笑)

正確にはロリシャルを諦めてからの2週間なんだけど、長くツラく感じた。


レストが皆それぞれずれていた頃は、レストで登らない日も毎日岩場に行っていたりで、何だかんだと、精神的にも肉体的にも疲れを抜く日が無さすぎたんだと思う。

仲間がビレーに困らないときは、何度か岩場に行かずに休ませて貰ったこともあったけど、若い仲間たちにはそれなりに頑張れても、私が同じことをするには、やっぱり無理があったのかなぁ?と、老いるってこういうことも含めて、無理できないのに頑張って…無理すればするほどいろんなことがダメになるのかなぁ?と、本当に哀しかった。

現実に、1日岩場に行かないでレストした翌日は気力もみなぎっていたし、朝の早起きも頑張れたし、クライミングのパフォーマンスもあからさまに良かった。

まあ、やってみてわかったことではあるので仕方なかったけれど、1番のミスは、自分にはもうこの岩場でトライ出来るルートは無いようだ。

そぐわない能力だったってこと。

ルートの選択肢すらない下層のクライマーだったので、最も条件の悪い位置にあるルートしか選べなかったこと。

そして、今年、この季節が暑すぎたこと。

客観的に考えて思い付くのはこれくらい…とりあえず、登れなかった報告はしておかないと…(涙)


やって来たことは、結果が出せなかった以上ダメだということ。

努力なんてものは誰でもしてる…

結果に結び付かない “自分なりに努力したけど…” は、ただの言い訳と精神バランスを保つ為の慰めに過ぎない。

敗けた時は徹底的に叩きのめされたほうがいい。

そうでなければ進歩は薄い。

この先に行きたい私にはまるで足りてない努力だった。

この現実は重いし痛いが現実だ。

考えたり、落ち着いて振り替えれる日が来たら最初からやり直さないと…


私には時間が無いんだと言う現実は切実に解った。

今は漠然とここまで考えるのが精一杯です。
posted by ユカジラ at 14:54| 日記