2016年05月31日

スプラモンテ 4日目

4日目。

スプラモンテの核心となる、3ピッチ目〜5ピッチ目の3本の8台をとりあえず抜けて、ムーブの強度や全体的な雰囲気を見ることにした。

と、いうのも、思いのほか全体的な難易度が高く、下から順番に片づけてゆくには、私達のツアー日程では短すぎるということが解ったからだ。
日本を出てから帰国まで20日間、アプローチやピッチごとの強度‥‥一番には、指皮の消耗度が激しすぎて1日おきのクライミングがやっとということから、スプラモンテに費やせる時間はわずか8日。

8日と聞くと、充分な長さのようにも感じるけれど、私的には、8a+クラスになると、回数的には5回程度、2日〜3日で登れるものも時にはあるが、向きじゃないものなら8日くらいは1本のルートで費やせてしまうのが現実‥‥

初日から思い知らされていたけれど、全体的に、甘い思いは一切させてくれないこのルート‥‥そんな期待は一瞬にして打ち砕かれ、私にはまだちょっと早かったかも‥という強度の高さだったけど、体力的にはそうそう後ろもないので仕方ない‥(苦笑)

たもさんという、願ってもないパートナーに恵まれたことから、それは承知で、最大限にチャレンジ性を入れた自分なりの『成功の定義』を決めての挑戦となった。

たもさんですら手こずる8bのピッチ、全体的にテクニカルで容易には登らせてくれない良質の各ピッチ‥それだけで十分すぎる楽しいクライミングを、スプラモンテは見せてくれている。
その恩恵に感謝しながら、最大限頑張ろうと思いながら日々を過ごさせてもらっている。


実際、3、4、5ピッチの高難度では、昨日を含めた2日間で、私はムーブの解決が出来ていないパートが2か所、出来たとしても、何度か落ちながら修正しなくてはならないだろうし、今できている部分も完璧とは全然言えないのが実際のところ。

たもさんですらRPまでには至っていないところに、その難しさが感じ取れて、いつもいつもドキドキしてしまう。

ああ、心臓に悪い‥‥(笑)

それでも、たもさんがパートナーになってくれたおかげで、今、やっと最大の難所をテンション掛けながらも上へ進めてることには感謝とさらなる尊敬の気持ちでいっぱいです。

どのピッチも、ランナウトが激しいうえ、その間に核心があるようなパートも多く、自力では抜けれなかった箇所のムーブ解決にはだいぶ助けてもらっている。

s-DSC_1067.jpg

s-DSC_1057.jpg

s-DSC_1054.jpg

s-DSC_1027.jpg

s-DSC_1021.jpg

s-DSC_1016.jpg

(8bのピッチ。  8b+からグレードダウンされたこのピッチは、スプラモンテ最大の核心。 強烈なぼるだー核心の後にも、たたみかけるようなムーブが連続して、レストポイントも殆どない‥)


s-DSC_0988.jpg

(たもさん、8b。次はRP出来そう、と見えつつ、なかなか厳しい様子。そういう姿に厳しさがビシビシ伝わるパートだ)


実力的に、私から見たら神のようなたもさんの存在は大きいけど、依存はしすぎないように、クライマー同志として自分もしっかり立ち続けたいと思いながら頑張っている。

昨日は、5ピッチ目までの全像を見てきて、FIXも張りきった。

s-DSC_0844.jpg

私たちが、出発前に決めたチームとしての『成功の定義』、個人の掲げた『成功の定義』へ向けて残りの4日ラストスパートというところまで、やっと来た。

チームとしての『成功の定義』全ピッチRPへ向けて明日から、作戦会議で話し合った“上から作戦”へ、一部変更することになったけど、たぶん、それでも容易いことではないと言うイメージが持てるくらい、スプラモンテというマルチピッチの厳しさはもうすでに、身に染み渡っている(笑)

言うは易し行うは難し‥‥この経験は、人生で、クライマーーとして大きな力となる予想は、もうすでにある。




それでも、1日1日、1手1足へのチャレンジ感が言いようのない興奮と楽しさを与え続けてくれ、面白くて仕方ない。
posted by ユカジラ at 17:53| 日記